おはようございます。にほん営業科学です。
目標に対しての「人の心理状態」は、たくさんの視点があるのですが、
今日は、ひとつ面白い心理を紹介します。
それは、
「人はゴールに近づくとやる気がアップする」
ということです。
例えば、想像してみてください。
マラソンで10kmを走っていて、あと残り300mとなったら心が奮起しないでしょうか?
ダイエットをしていて、あと1kgで目標だ!となった時、心が躍らないでしょうか?
このようにゴールが近づくと、ほとんどの人は悶々とやる気が沸いてきます。
(稀にゴールに近づいて飽きてしまうという人もいますが。)
では、これを営業に落とし込むとどのようなことができるでしょうか?
例えばですが、スタンプカードなどですね。
ラーメン屋に行って、一杯食べるとスタンプを一つ押してもらえる店があるとします。
10個のスタンプを貯めると1杯無料になるスタンプカードです。
ここで面白いのが、
10個ためるのを1から始めるのではなくて、
12個ためるのを3つ目から始めるようにするのです。
つまり、初めから2つのスタンプが押されている状態ですね。
その状態でお客さんにスタンプカードを渡します。
すると、最初に申し上げた目標に対しての心理が働いて、
よりリピートしていただきやすくなります。
実際に、このような実験を比べた店舗はたくさんありまして、
後者のほうがよりリピートが多くなるという結果もあります。
初めからたくさんスタンプが押されているカード。
みなさんも心当たり無いでしょうか?
それは、こういった目標達成の心理を利用した仕組みなのですね。
「より、お客様にゴールを近く感じさせる仕組みは何だろうか?」
ということを一考してみてはいかがでしょうか?
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