こんにちは、にほん営業科学です。
データを収集するときに、独自性を意識するケースがあります。
例えば、私達が「営業で困っていることはなんですか?」
というアンケートで、データを集めてもほとんど意味がありません。
トーク力をつけたい、契約率を上げたい、営業マンを育てたい。
など、誰もがもつような悩みに行きつきます。
これらは、もうすでに他社が悩みを解決する商品を販売しています。
独自性のないデータから開発した商品は、基本的に大手の資本力に負けます。
となると、他社がもっていないデータを集める必要がでてきます。
独自のデータを集めるのは簡単です。
自社の業務、顧客のデータを集めることです。
例えば、ナイキのデータ活用の例があります。
靴にセンサーを取り付けて、顧客の走行距離や速度を記録します。
記録したデータはipodでアップロードでき、ナイキのウェブサイトへ送られます。
その結果以下のデータが得られました。
・日曜日の午後5時が最も多い。
・元旦にその年の走行距離やタイムを決める人が多い。
・5回以上アップロードした人はリピート率が高い
このデータをもとにサービスを展開すると、
他者とは違う商品を展開できそうではないでしょうか。
一方普通にランナーの悩みのデータを集めたところで、
疲れなくて軽いシューズが欲しい。
タイムが伸ばせるシューズが欲しい。
など、差別化が非常に難しいものになります。
結局は、研究資金・人材が潤沢にある企業が勝ちます。
独自データは、まず自社の業務データをチェックすることをお勧めします。
いきなりCRMなどの高価なツールは不要です。
Comments