翌日から私は、いつものように断り文句を聞いたあと、
怒りたい気持ちを抑え、このような質問をお客様にし続けました。
「どうしたら、この商品を信じてもらえますか?」
お客様一人一人に聞き込んだ結果、あることがはっきりしてきました。
「研究でもして、誰が聞いても納得できたら信用します。」
という意見をたくさんいただいたことです。
ここで、ふと気づいたのです。
商品の効果を具体的に示すには、
自分の実感や、使用していただいた感想だけではダメなのです。
しっかりとした、『エビデンス(科学的根拠)』 が必要であるという事が判りました。
つまり、『何となく良い』ではなく 『根拠を科学する=再現性』を
説明できる事を求められていたのです。
ここが私にとって、営業のターニングポイントになりました。
そのためにまずは、科学的根拠をえるために、研究をしなければなりません。
どうすればよいか模索していたところ、
偶然にも、お客様のご紹介から大学の先生とご縁が繋がりました。
なんとしてでも商品のエビテンスを得たかったため、
必死に勉強し新潟大学大学院を受験し合格することができました。
平日は営業マン、土日は「エビデンス(科学的根拠)」を
見つける為の研究に没頭しました。
休日は大阪から深夜バスを利用して、新潟に通いました。
皆さんから、大阪から新潟通いってどうやって続けられたの??
しんどくなかったの?と、良く聞かれます。
ただその時は、多くのお客様に商品を届けたいと一心不乱で、
しんどいやら、面倒くさいやら、そんな感情が入りこむ隙間はありませんでした。
この想いがなければ、とても続けられなかったと思います。
このような研究生活を2年続け、ようやく修士号を取得することができ、
とうとう売れる為の『エビデンス(科学的根拠)』の道標を掴みました。
>>実際の論文はこちらです。
>>>続き
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